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飛び級のメリットとデメリット

日本でお子さまの才能を伸ばすには?

「子どもの才能を最大限に伸ばしてあげたい」

「我が子には世界で活躍できる人になってほしい」

そうお考えの親御さまにとって、お子さまに最適な教育環境を見つけることはとても重要です。

しかし実は、日本の学校はお子さま一人ひとりの状況にぴったり合った教育を受けるのに適した場所とは言えません。

個別の能力に合った教育を受けられる仕組みとして代表的なものは、飛び級制度です。

日本で小中学生が飛び級をすることはほぼありません。

しかし、飛び級は海外では一般的であり、多くの優秀な子どもたちが年齢にとらわれずに自分の才能を伸ばしています。

では、日本の学校に通っている限り、学年を越えた高度な学習をすることはできないのでしょうか。

そんなことはありません。

家庭学習の中で学年に縛られない先取り学習をすることで、制度としての飛び級が持つ弱みを補いつつ、お子さまの能力を最大限に引き出せます。 

この記事では、世界と日本の飛び級事情や、飛び級制度のメリット・デメリットを解説します。

お子さまの将来の可能性を広げるためにご家庭でできることも紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。

小学生でも飛び級可能!世界の飛び級事情

 「アメリカに住む12歳の天才少年が、飛び級で大学に入学した——。」

このようなニュースを耳にしたことはありませんか。

アメリカやフランス、オランダなど、多くの国で飛び級は一般的に行われています。

小学生や中学生であっても、優秀な学生であれば上の学年をスキップして学ぶことが可能です。

飛び級制度のある国の教育制度には、「課程主義」という考え方があります。

課程主義とは、生徒の学年や進級を、学習内容が身についたかどうかで決めるという発想です。

一人ひとりの学習状況に応じた教育内容が提供されるため、飛び級制度があると同時に、成績が不十分な場合の原級留置(留年)の制度もあります。

日本の学校でも飛び級はできる?

多くの国では課程主義を採用しているのに対して、日本の教育制度では「年齢主義」が採られています。

年齢主義とは、生徒の学年や進級は年齢によって決まるという考え方です。

そのため、日本の義務教育では同じ年齢の生徒は同じ学年に所属し、飛び級や留年の制度がありません。

もっとも、大学や大学院まで視野に入れると、飛び級制度のある学校は存在します。

例えば、千葉大学の理学部・工学部・園芸学部・文学部では、高校2年生を対象とした飛び入学の入試を実施しています。

ただし、飛び級制度を取り入れている大学・大学院および学部・学科はまだ限定的で、お子さまが希望する分野を学べるとは限りません。

こうした状況を考えると、現在の日本の学校制度では、お子さまが小さいうちから能力に応じた教育を受けられる環境が整っていないと言えるでしょう。

飛び級制度の3つのメリット

海外では一般的な飛び級制度ですが、どのような強みがあるのでしょうか。

ここでは、飛び級制度の代表的なメリットを3つ紹介します。

メリット①:能力に合った教育を受けられる

飛び級をすると、年齢にかかわらずお子さまの能力に応じた学習をすることができます。

優秀なお子さまにとって、すでに理解している内容の授業を受け続けることは退屈ですし、より発展的な内容を学ぶチャンスが失われてしまいます。

しかし、飛び級をして高度な学問に触れることができれば、お子さまの学習意欲も高まり才能を最大限に伸ばせます。

メリット②:社会で活躍するチャンスが広がる

飛び級をした生徒は、同じ年齢の生徒よりも早く社会に出ることが可能です。

その分、若いうちから仕事でさまざまな経験をする機会が増え、生涯年収も上がります。

また、飛び級経験者は周囲から優秀だと認められやすく、特別な待遇や活躍の場が与えられる傾向にあります。

メリット③:学費や生活費を節約できる

例えば1年飛び級をした場合、1年分の学費や生活費を節約することができます。

浮いたお金を使い、学校外で学びを深める体験をすれば、さらなる成長につながります。

飛び級制度の3つのデメリット

多くのメリットがある飛び級制度ですが、良いことばかりではありません。

飛び級制度が持つ3つのデメリットを紹介します。

デメリット①:人間関係になじめない可能性がある

飛び級をすると、もともとのクラスメートだった同学年の友達と離れ、年上の生徒たちと一緒に学ぶことになります。

新しいクラスになじめず浮いてしまったり、同年代の友達ができずに悩んでしまったりする可能性があります。

デメリット②:精神的・肉体的成長が追いつかない

成績が優秀で飛び級をしたとしても、心や体の成長は年齢相応かもしれません。

学校で身につけるものは学力だけではないため、体力的に負担がかかったり、場面に応じた適切な行動がとれずに苦労したりすることもあります。

デメリット③:プレッシャーがかかりやすい

飛び級をするほど優秀な生徒は、周囲からも大きな期待を受けます。

このことはメリットでもありますが、本人が重圧を感じてつぶれてしまう危険性も無視できません。

アメリカではホームスクーリングも一般的

飛び級以外でお子さまの状況に合った教育をする方法として、アメリカやカナダ、オーストラリアなどではホームスクーリングもよく選ばれています。

ホームスクーリングは、学校に通わず家庭を拠点に学習を行う教育方法です。

アメリカでは法律により全州でホームスクーリングが認められており、家庭で一人ひとりのペースに合わせた学習をすることができます。

ホームスクーリングを選択する理由はさまざまですが、決してネガティブなイメージのある教育方法ではありません。

学校よりも進んだ学習をするために積極的にホームスクーリングを選ぶ教育熱心な家庭も多くあります。

お子さまの才能を伸ばすなら、家庭で「飛び級」!

海外では飛び級は一般的ですが、日本の学校教育には飛び級を含めてお子さまの能力に応じた学習をする仕組みが十分にありません。

もっとも、学校は学力だけをつける場ではないため、制度としての飛び級にはデメリットもあります。

学校で飛び級をしなければ高度な学習ができないわけではありません。

日本の学校に通って同年代の友達とともに人間的に成長しつつ、発展的な学力をつけるには、家庭学習が大きなカギとなります。

ご家庭であれば、他のお子さまと足並みを揃えなくても、好きなだけ学習を進めることが可能です。

「飛び級教育システムラボ」では、ご自宅にいながらにしてお子さまの能力を最大限に伸ばすための先取り教育をすることが可能です。

勉強の楽しさに目覚めたお子さまは、年齢や学年に関係なく「もっともっと知らないことを学びたい」という意欲にあふれています。

自ら学ぶ喜びを知ることは、一生ものの財産になります。

お子さまの持つ無限の可能性を大切にし、大きな夢の実現をサポートするために、ご自宅から世界レベルの学びに挑戦してみませんか。