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早期教育と、絞って極めることのメリット

上達論から見るスーパー飛び級教育

この記事では、飛び級教育システムラボの設計を、「上達論」という側面から解説していきます。

今回焦点を当てるのは、

「国語と算数という2教科に絞って3学年以上先の学習を進め、中学3年までに高校の内容を修了する」

「3歳からという低年齢から始める」

という2点についてです。

なぜ、この2点が「子どもへの教育投資として、結果を残すことができる手段である」と主張できるのかを述べていけたらと思います。

1つの分野を深く極めることのメリット

この飛び級教育システムラボでは、「国語、算数に焦点を絞って、中学3年までに高校の内容を修了する」というカリキュラムが取り上げられています。

しかも、1日1時間という、精神衛生上も程よい負荷で済むように調整しながら、です。

「では、他の教科は?」と疑問に思う親御さんもいらっしゃると思います。

実は、1つ(一部)に絞って物事を深めていくことには、人生を好転させる大きな意味合いがあるのです。

2つの面から、そのことを説明します。

上達論の転用

1つ目は、「上達論を転用できる」という一面です。

皆さんの周りに、仕事がよくできる方、どのようなことに関しても一定の成果を収めてしまう方が一人はいると思います。

そのような人は、過去にスポーツや習い事など、何らかの分野で成果を残してきた可能性が高いです。

物事を一度でも奥深く習得した経験と仕事の成果には相関関係があります。

それは、上達論を転用しているからです。

ある1つの分野で、極めることができる最大値を100とします。

その100の内、95まで極めた人は、物事は95の段階まで深めることができるということを、経験・体感として知っています。

だからこそ、仕事面でも、趣味の分野でも、「95の段階までは深めることができるはず」という視点をもって、長期的に取り組むことができるのです。

この上達論の法則を、私共の飛び級教育システムラボにも適用して、カリキュラムを組み立てています。

例えば、国語、算数という2教科だけであっても、1つの分野を高校のカリキュラムまでこなしたとなれば、それは100の段階の内、80、90の上達領域まで、学習を習得したことになります。

その習得が、早ければ早いほど、他の分野にも応用・転用しながら、学生時代を過ごすことができるのです。

それが、運動や芸術分野であっても、成果を実現できる可能性は高まります。

どの分野でも80、90まで極めるというスタイルを築くことができた子どもが大人になれば、どのような仕事に対しても、長期的な視点をもって、上達していくことができる姿が、容易に想像できるのではないでしょうか。

成功を信じる姿勢

2つ目は、「長期的な視点で、成功を信じる姿勢が身に付く」という一面です。

「将棋はまず百局指すこと」、「和裁は百枚縫え」という教えがあります。

何事も初歩の域を抜けるには百の積み重ねが必要であり、一応の線に来るには、千の積み重ねが必要なのです。

他にも、「プロになるためには、1万時間練習しないといけない」という1万時間の法則というものもあります。

これは、練習のために費やした時間と、目に見えて現れる成果・成長は、必ずしも比例関係ではないためです。

努力する時間を費やしても、一定期間、成果や成長を感じることができない時期があります。

しかし、その時期を過ぎると、急に成長や成果を感じる時期がやってくるのです。

これをブレイクスルーといいます。

成長はある日突然、加速度的に訪れるのです。

そして、その成長を感じる努力量、練習量の目安が、百や千、一万という時間なのです。

このことを経験として知っている人間は、成果が現れなくても、努力を継続することができます。

後で、突然その成長はやってくると知っているからです。

現状に一喜一憂せず、長期的な成功を信じる姿勢が、人生をあらゆる面で好転させる秘訣であることは、分かっていただけるのではないかと思います。

3歳という年齢設定が意味するところとは?

「3歳なんて年齢的に早すぎるのではないか?」

そう思われる方がいることは、当然のことだと思います。

一方で、早期教育の実証実験の成果は、幼児期の教育投資が最も大きなリターンを生むことを証明しています。

これは、「レバレッジ」という考え方があるからです。

レバレッジは「てこの原理」のことを指し、「小さな力(エネルギー)で、大きなものを動かす(生み出す)」ことを意味します。

3歳という、早期から教育を始めたとします。

しかも、1日1時間というとても小さい力(エネルギー)で、です。

しかし、その小さな力を早期に注ぐことによって、大きな「生み出す力」を未来に植え付けることになります。

例えば、ワーキングメモリです。

ワーキングメモリは、発達心理検査で使われる指標であり、簡単に言えば記憶力のことです。

ワーキングメモリは、

「視覚や聴覚から入力した記憶を保持できる力」

「長期記憶から必要な情報を引き出す力」

「様々な情報から適切なものを判断する力」

を担っています。

早期から教育を始めることによって、この脳のワーキングメモリの力を高めることができるのです。

人間の脳がほぼ成人の重量になるのが、6歳ごろです。

4~5歳がシナプス形成のピーク時となります。

その時期からワーキングメモリ(記憶容量・活用能力)を鍛えることにより、学習全般に関しての、吸収量が高まります。

幼児期にその器を広げてしまっているのですから、それ以降の人生において、あらゆる面で、学んだことをより多く吸収していくことができるでしょう。

このことが、未来に大きなレバレッジをかけるのです。

また、早くから奥深く教育を進めていくことにより、より多くの情報を「有意味処理」できるようになります。

自分が持っている自知識が増えるから、日常の様々な情報を学んだことに関連付けて、意味のある「有意味」の情報として処理することができるのです。

これも早ければ早いほど、日常で学ぶことが増えることになります。

ある教育者は、「教育は『錯覚』である。」という言葉を述べました。

「教育というものは『自分もできるかも』という勘違いを、本物にしていくところから始まる」と。

早期に教育を受けていれば、学校の授業にも抵抗なく馴染んでいくことができるでしょう。

そして「自分は、何事も上手にできる人間かもしれない」と錯覚させることができるのです。

そして、その錯覚を本物に変える成功体験を、低年齢の内から、より積み上げやすくすることができるのです。

「子どもファースト」の視点で

ここまで、様々な早期教育のメリットを述べてきました。

一方で、最も大切なことは、「親のエゴではなく、子どもの主体性を尊重する」形で、教育を進めていくことです。

だからこそ、1日1時間という丁度よい負荷に設定してあり、「答えを教えない」という子どもの主体性を最優先する考え方を主軸として、教材を組み立てています。

自分で選んでやっているという感覚(自我関与)が強ければ強いほど、長期記憶の形成を大きく助けることにもなるのです。

私共とではなくても構いません。

親御さんが、「子どもファースト」の視点をもって、お子様への教育を行うことができることを、切に願っております。

人を成長させる出会いは2つあると言われています。

それが、「人との出会い」「本との出会い」です。

この記事を読んでくださった親御さんとの出会いが、お子様の未来を輝かせるための出会いになることを願っております。

最後まで読んでくださりありがとうございました。